大阪―釜山間でフェリーを運航するパンスターグループの日本総代理店サンスターライン(大阪市)は9日、新型コロナウイルス感染症対策に役立ててもらおうとフェイスマスク1万枚を大阪市に寄贈した。
大阪市役所に同社が運営する貸し切りバス 「PANSTAR LAND CRUISE」で搬入が行われた。野瀬和宏社長は「2002年から釜山港―大阪港間で貨物と旅客を運び、日韓の交易交流の架け橋として頑張ってきた。今回の世界的なコロナウイルスの感染拡大に対し、グループとして何かできることはないかと考え、当社グループの金泫謙会長からの願いもあり、マスク1万枚を寄贈した。本来は当社の船で運びたかったが国の事情があり仁川から飛行機で運んだ。早くコロナが収束して船旅が楽しめるようになってほしい」と話した。
松尾吉人・大阪市健康局健康推進部健康づくり課長代理は「ありがたい。必要としている施設などに配布し活用したい」と感謝を述べた。
野瀬社長(左)と松尾課長代理