京都市は10月31日から、市内にあるセブン−イレブン118店舗と、スターバックスコーヒー14店舗に、「京都まちなか観光案内所」を設置した。観光客が気軽に立ち寄るコンビニエンス・ストアやコーヒーショップと協定を結び、観光情報を発信する。地域内のチェーン店すべてに観光案内所を設置するのは全国でも初めて。
観光マップなどを無料配布するほか、店員が簡単な観光案内や道案内も行うミニ観光案内所。京都市は、新たな予算を掛けずに観光案内所網を作ることができ、企業側は集客効果はもとより、京都のブランド力を生かした商品展開がしやすくなるなどのメリットがある。
また、セブン−イレブン内に設置されているセブン銀行のATM(現金自動預支払機)には、外国で発行されたキャッシュカードやクレジットカードで日本円が引き出せるサービスがあり、外国人観光客の利便性向上にもつながる。
設置した観光マップは日本語と英語の表記。広告スポンサーを募ることで製作費を抑えていく。
10月26日には京都市役所で、桝本頼兼・京都市長、山口俊郎・セブン−イレブン・ジャパン社長らが出席して協定調印式が行われた。