赤羽一嘉国土交通相は18日の会見で、Go Toトラベル事業を8月末までに利用した旅行者のうち、新型コロナウイルスの陽性と診断されたケースが11件報告されていることを明らかにした。内訳は、宿泊期間中に陽性と診断されたケースが4件、宿泊施設のチェックアウト後に陽性と後日診断されたケースが7件だった。
Go Toトラベル事業は7月22日に開始。8月31日までの利用実績は割引商品の販売分、割引の事後還付分を合わせて1339万人泊以上だが、事業者から事業事務局への陽性診断の報告は11件だった。いずれも旅行者のチェックイン時の検温などでは問題は見られなかったという。
赤羽国交相は「事業者から(利用者の陽性などの)報告があった場合には、事務局がヒアリングや現地調査を行い、感染拡大防止策が講じられていたかを確認する。万が一、対策が講じられていなかった場合は必要な措置をとる」と述べた。