日本旅行業協会(JATA)などは4月27、28日、新型コロナウイルスの感染被害を防止する緊急事態宣言を受け、在宅勤務でも参加できるWEBセミナーを開催した。当面の経営危機を乗り切ると共に、コロナ終息後の新たな旅行トレンドを捉えるための参考にしてほしいと企画。27日の第1部は経営幹部向け。28日の第2部はさらに企画担当者や地域のDMO関係者も対象に加えた。
第1部では、JATA理事・事務局長の越智良典氏が「新型コロナウイルス感染危機を乗り越える」と題して、JATAの動きや、国内観光の需要喚起策「Go To Travelキャンペーン」などについて説明。また、風の旅行社社長の原優二氏が「新型コロナ禍を乗り切るための経営術」を語った。
第2部は、国内DMOの視点から雪国観光圏代表理事で、いせん代表取締役の井口智裕氏が「『地域の過し方』を軸とした新しいツーリズムへの変革」をテーマに話した。
当初、両日とも250人の参加を予定していたが、申し込みが殺到し、システム上の最大値である500人まで枠を広げた。「関心は非常に高かった」とJATA。