札幌グランベルホテル、21日開業
グランベルホテルグループ(本社・東京)は、北海道初進出となる「札幌グランベルホテル」(札幌市中央区)を4月21日に開業する。北海道らしさを強調したシンプルなデザインの外観と内装に木材を多く取り入れたデザイナーズホテルで、国内外からのビジネス客や観光客の取り込みを目指す。
市中心部の狸小路商店街やススキノに近い繁華街に立地。鉄筋コンクリート造り13階建てで、客室数は218室。客室はダブル、ツインのほか、最大4人で利用できるトリプルやユニバーサルなど6タイプを用意。浴室はユニバーサルを除きシャワーのみとし、13階にゆっくりくつろげる天空露天風呂付きの大浴場を設置している。
1階はフロントと休憩用のラウンジ。2階にレストランとバーがあり、朝は北海道の食材にこだわった朝食、夜は食事とドリンク類を提供する。
1人当たり1泊の宿泊料金(通常期)は、スタンダードルーム約1万2千円(朝食別、消費税込み)からデラックスルーム約2万5千円(同)まで。開業記念として50%引きの特別プランも用意している。
寺岡支配人代理は、「地域の自然や文化との調和を基本コンセプトにしており、地元に溶け込み、街の雰囲気を盛り上げるホテルにしていきたい」と話す。
現在、同グループは、国内11カ所(東京、京都、長野、沖縄など)と海外2カ所(モルディブ、スリランカ)でホテルを運営しており、さらに今年中に札幌を含め5カ所の新規開業を予定している。
ホテルの外観