国土交通省は12月8日、2022年度の補正予算事業で今年度5回目となる「クルーズの安全な運航再開を通じた地域活性化事業」と、2023年度補正予算事業「クルーズ等訪日旅客の受入促進事業」の公募を開始した。観光立国推進基本計画で掲げる2027年の訪日クルーズ旅客250万人、外国クルーズ船の寄港回数2000回超え、外国クルーズ船の寄港する港湾数100港、の目標の実現に向けたもの。
公募では「クルーズの運航再開を通じた地域活性化事業」として、受入再開促進に向けた取り組みや訪日客が楽しめる国内クルーズの仕組みづくり、安全対策などについて経費の一部を支援。「クルーズ等訪日旅客の受入促進事業」ではクルーズ船の寄港の増加によるオーバーツーリズムやクルーズ旅客によるマナー違反などの懸念を受け、寄港地の分散化や上質な寄港地観光ツアーの造成による訪問観光先の創出・分散化、クルーズ客のマナーの啓発などを支援する。経費の補助率はともに1/2以内とした。
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