旅行・レジャーのeコマースプラットフォームのKlookは1日、旅行の新時代に向けて、リブランディングによる新たなブランドアイデンティティや事業者支援サービスを発表した。新たなブランドアイデンティティでは、「楽観的で、楽しく、情熱的に」経験することを呼び掛けている。同社の共同創業者兼最高執行責任者(COO)のエリック・ノック・ファー氏は、「旅行の魔法を恋しがっている人に喜びを取り戻す」と話す。
同社はコロナ後、国内旅行事業への転換と成長で、2021年の売上高はコロナ前を上回る水準に回復。月間アクティブユーザー数もコロナ前を超えた。また、旅行・レジャーでのスーパーアプリとして、商品数はコロナ前の10万件から21年には49万件以上に拡大。ホテルやステイケーション、レンタカー、観光施設チケット、コロナ検査や旅行関連保険などの商品が加わっている。旅行先は1千都市以上に増えている。
今回のリブランディングでは、アイコン、ロゴ、書体、カラー、イラストなどを刷新し、ブランドアイデンティティを一新。利用者は、モーショングラフィックス、短尺動画などの新しいコンテンツの経験から、没入感のある体験が可能になった。
新しいアイコン「ジョイスプラッシュ」は、新たなブランドの目的である彩り豊かな心と生きる情熱を表現。利用者が、常に鮮やかで楽しい体験を求め、旅心を満たしていることを表している。
事業者支援では、事業者のデジタル変化を加速させるため、新ブランド「Flickket(フリケット)」を立ち上げた。事業者は、QRコードをスキャンするだけで入場手続きができる非接触決済ソリューション「Express Go!」が利用できるほか、「Google Things―to―Do」や「Grab」との連携で、より多くの顧客層へのリーチが可能になる。2020年以降、同社のソリューションを使い、デジタル変革に乗り出す事業者は8倍に増加したという。
施設入場券分野でナンバー1に
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