クリップス(新潟市)が提供する無料のクラウド型サイトコントローラー「ねっぱん!」はこのほど、楽天グループの通信会社、楽天コミュニケーションズ(東京都世田谷区)が提供する「あんしんステイIoT」と、宿泊予約情報をチェックインデータへ取り込むための連携を開始した。
あんしんステイIoTは、民泊運営を可能とするIoTサービスで、宿泊事業に関わる鍵管理、宿泊者名簿作成、本人確認、騒音検知、宿泊者サポート、チェックアウトなどの運用業務の効率化を実現する。宿泊者名簿作成や本人確認(身分証明書の写しの取得など)での個人情報の取得、管理を楽天コミュニケーションズに委託することで、個人情報管理での運用コストと事業リスクの低減が可能という。
ねっぱん!が宿泊予約サイトから取得した予約データをCSVデータとして掃き出す。そのCSVデータに宿泊台帳として必要な情報を加筆、修正し、あんしんステイIoTへ取り込むことにより、利用施設はチェックインデータを手入力する作業が容易になる。
併せて、簡易PMSの「ねっぱん!イージー会計」を導入することで部屋割りが可能となるため、あんしんステイIoT側で宿泊者の部屋番号を手入力する手間が省ける。
また、この連携を行う際にはあんしんステイIoTの利用料のほかに、ねっぱん!側で初期設定料1万円と月額利用料3千円(20室以下)、または6千円(21室以上)が必要となる(金額はいずれも税別)。