クラブツーリズムは10日、米ナショナル・ジオグラフィック協会(本部ワシントンD.C.)と提携した。「地球に驚き未知を楽しむ」がコンセプトの同社海外ツアーブランド「グランデ」で、「ナショナル・ジオグラフィック」のロゴを冠したオリジナル海外ツアーを来年1月から順次企画、販売していく。同社海外SIT(スペシャル・インタレスト・ツアーズ)旅行センターが担当する。
同協会は世界31カ国・地域で月刊誌「ナショナル・ジオグラフィック」を合計900万部以上発行している非営利の科学、教育機関。同協会のトラベル部門は「ナショナル・ジオグラフィック・エクスペディション」などのブランド名で300コース以上のツアーを企画、販売している。いずれも専門家が同行する教育的要素を特色としたツアーで、同旅行プログラムから得られる収入は探検や自然保護などの支援活動に使われているという。
クラツーが発売する新ツアーには、同協会のツアーと同様に「エキスパート」と呼ばれる研究者や写真家などが同行し、参加者が旅行先についてより深く学ぶことのできる場を提供する。エキスパートの人選は同協会の日本側窓口である日経ナショナル・ジオグラフィック社と連携して行う。
クラツーの無料旅行情報誌「旅の友」の配布先約300万世帯と「ナショナル・ジオグラフィック日本版」の定期購読者約8万世帯を中心にツアー参加者を募集する。
第1弾として「エジプト考古庁長官ザヒ・ハワス博士による、ギザピラミッド群の成立に関する最新の研究内容解説を含むエジプトツアー」の来春催行を予定する。