クラブツーリズムは6日、民間宇宙旅行を専門に扱う100%子会社「クラブツーリズム・スペースツアーズ」を設立した。社長にはクラツーの浅川恵司・宇宙旅行部長が就任した。
クラツーは2001年、「宇宙旅行クラブ」を立ち上げ、宇宙旅行に関心を持つ人を対象にした講座や交流会を実施してきた。05年にはイギリスの企業グループ「ヴァージン・グループ」の宇宙航空会社「ヴァージンギャラクティック社」と提携するなど、宇宙旅行分野で先進的な取り組みを行ってきた。
アメリカでの関連法規の整備などが進み、ヴァージンギャラクティック社が今年末の商業運航の実現を目指すなど「世界初の民間宇宙旅行」の実現が視野に入ったことから、今回の新会社設立が実現した。
日本からの旅行客は、運航開始後10年間で900人を見込む。旅行代金は1人約2500万円で、2時間の宇宙飛行と3日間の訓練、健康診断を行う。