
6月13~15日に奈良県で開かれる予定だった第7回ガストロノミーツーリズム世界フォーラムの延期が決まった。新たな開催日は12月13~15日。主催は国連世界観光機関(UNWTO)。国内外の新型コロナウイルス感染症の状況や日本の水際措置を踏まえて開催日程を先送りした。
ガストロノミーツーリズム世界フォーラムの日本開催は初。奈良市の奈良県コンベンションセンターなどを会場に予定。各国の大臣級を含む政府関係者、自治体関係者、観光事業者など、国内外から約600人の参加が想定されている。
ガストロノミーツーリズムは、その土地の食、食文化に触れることを目的とした観光。UNWTOでは、2015年以降、毎年、世界フォーラムを開催している。官民の関係者が一堂に会し、世界の観光や食、食文化について情報交換する機会であると同時に、開催地の地域資源を世界に向けて発信するPRの場ともなる。
日本開催に向けて観光庁は、奈良県を候補地に誘致活動を展開。昨年10月31日~11月2日にベルギー・ブルージュで開かれた第6回フォーラムで奈良開催が発表された。