カラオケチェーン店・カラオケ館を運営するB&V(東京都練馬区)は、グランピング施設「グランピングB&V 那須高原」(栃木県那須町)を1日に開業した。7月28日にはメディア向け内覧会を実施し、天然温泉、サウナ、水風呂を備える各テントを披露した。
同社は、カラオケ館を202店運営するほか、インターネットカフェなども展開する。新型コロナウイルス禍により主力のカラオケ事業が打撃を受け、社会的な環境の変化にも対応可能な新事業を検討。コロナ下で市場が成長し、コロナが収束を見せる現在も需要が堅調なグランピング事業への参入を決定した。同事業への第1弾施設として、首都圏から車で2時間程度で来訪でき、観光地としてもバリューを有する那須高原に開業した。
施設は約1万平方メートルの敷地に12棟のグランピングテントを設置。一般的なタイプの「大型ドームテント」、強化プラスチックを使用した透明の「クリアドーム」、愛犬と過ごせる専用ドッグラン付きの「レインドロップ」など、5種類のテントを整備した。
全棟が温泉とサウナ、水風呂を有する。温泉は那須高原の天然温泉に24時間常時入浴可能。サウナは、フィンランドに古くから伝わるたる型のバレルサウナで、4人が一度に入ることのできるプライベート空間に仕上げた。
料理では那須高原和牛など地元産食材を用いたバーベキューを提供。施設エリア内には、共有スペースとしてアルコールが飲める「セルフBAR」、夜間にカラフルに光る「光の庭」などを整備した。「1年中楽しめる施設が完成した。豊かな自然の中でリラックスしてほしい」と同社担当者。8月中の予約はほぼ埋まり、数カ月先の予約まで受け付けているという。
料金は1人当たり約1万6千円から4万円までで、季節によって変動の可能性あり。詳細、予約はhttps://www.glamping-nasu.com/
クリアドーム
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バレルサウナ
テント内からの風景。森林に囲まれた穏やかな空間が広がる