エアバスと東芝は、超電導技術の研究で提携した。
両社の子会社であるエアバス・アップネクストと東芝エネルギーシステムズが、次世代の水素航空機開発に向けた超電導モーター技術の共同研究に取り組み、2メガワットの超電動モーターの開発を目指す。
超伝導技術ではマイナス253度の液体水素を燃料として使用するだけでなく、電気推進システムを効率的に冷却することから水素航空機に特別な利点をもたらすほか、超低温技術によって電気システムのエネルギー損失がほとんどない送電を実現することから、エネルギー効率と性能を大幅に向上させることができるとしている。
エアバス・アップネクストは、2メガワット級の超電導電気推進システムの実証機「クライオプロップ」の開発を発表している。東芝エネルギーシステムズは、2メガワット級の超電導モーターの試作機を発表している。
【記事提供:トライシー】