エアアジアXが羽田就航


羽田就航記念キャンペーン価格を発表するアズラン・オスマンラニCEO(右から5人目)

羽田就航記念キャンペーン価格を発表するアズラン・オスマンラニCEO(右から5人目)

 マレーシアを拠点とするアジア最大規模のローコストキャリア(LCC)、エアアジアグループのエアアジアX(エックス)が9日、東京・羽田空港とマレーシアのクアラルンプール国際空港を結ぶ新路線に就航した。運航は週3回各往復1便。就航を記念して片道運賃8千円のキャンペーンも開始しており、LCCの利用拡大と、LCCを使った新しい旅行形態の創出を狙う。

 羽田路線は、同社の8カ国目、13番目の路線。航空機の折り返し時間や機内サービスの有料化などにより、運賃は正規料金の場合でも片道1万4千円に抑えられているのが特徴だ。就航前には来年7月までの期間限定で片道5千円というキャンペーン価格の航空券も販売しており、注目を集めている。

 9日、東京都内で会見した、アズラン・オスマンラニ・エアアジアX最高経営責任者(CEO)は、「低価格で安全で新しいエアアジアXが参入することで、利用者の選択肢も増え、日本での旅行形態も変わっていくはず。日本の観光業界にとっても1つの転換点になるのではないか」と語ったほか、「数カ月中に1日1便就航させたい」「3年以内に羽田を含め3都市に就航したい。具体的には、大阪、名古屋、札幌、福岡に就航したい」などと今後の展開を意欲的に語った。

 現在の搭乗率は、12月が90%以上、来年1、2月が80%以上、3月後半も満席に近い状況。利用者の内訳は、35%が日本人、60%がマレーシア人、5%がオーストラリアなどその他の国という。アズランCEOは、「これだけ高い搭乗率ということは、いままでそれだけの需要が放置されてきたということ。日本でもLCCを使ったローコストトラベルは今後根付くはずだ」と述べ、今後口コミなどにより1年以内に日本人利用者の割合が50%程度になるとの見通しを示した。

 同社では11日から就航を記念し、8月1日〜10月31日搭乗分を対象にした羽田〜クアラルンプール線片道8千円のキャンペーンを展開。認知度向上を図る考えだ。

羽田就航記念キャンペーン価格を発表するアズラン・オスマンラニCEO(右から5人目)
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