アフターDCで誘客 近旅連長野、客室で社員と意見交換


KNT-CTグループ各社と情報交換

 近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(近旅連)長野支部(支部長=春原良裕・志賀ハイランドホテル社長)は7日、東京湾クルーズ船「シンフォニー」で、KNT―CTホールディングス(HD)のグループ社員への最新の情報発信、意見交換を目的としたイベント「THE信州DAY『長野の日』in東京」を開催した。7~9月に開催される信州アフターデスティネーションキャンペーン(DC)などを中心に送客拡大を目指す。

 同イベントは12回目で、シンフォニーで開催するのは10回目。KNT―CTHDグループ会社の社員が参加し、長野県の旅館・ホテル関係者と懇談した。

 イベントの冒頭、春原支部長は「近旅連は来年からKNT―CTパートナーズ会となり、仲間が多く増える。今後は施設も加えたオール長野で臨む。一昨年の『真田丸』から数字が落ち気味だったが、売るものをしっかり定めて数字を伸ばしていきたい」とあいさつした。

 参加者を代表してあいさつしたKNT―CTHDの酒井博執行役員国内旅行部長は「昨年は信州DCがあり、今年はアフターDCがある。この機を逃さずKNT―CTオールで長野を盛り上げる」と誓った。

 イベントでは近旅連会員らが、東信、南信など4ブロックに分かれて各地区の魅力を説明。信州の小京都といわれる「松代」、渋温泉など温泉地の魅力、松本市出身の草間彌生氏の芸術の常設展、夏に毎日800発の花火を打ち上げる上諏訪温泉など同県の観光を紹介した。昨年が天候不順により不調だったが、今年は天候に関わらず楽しめる体験プランを中心に販売を強化する。

 旅館・ホテルなどを経営する東洋観光事業の小林史成社長は「東信、北信は新幹線があるが、中信は移動に時間がかかる。長野にある数えきれないぐらいの魅力を1泊のお客さまは2泊、2泊の人は3泊と滞在型のプランとして提案してほしい」と訴えた。

 また、現場の声として近畿日本ツーリスト関東上田支店の野村禎支店長は「旅館の方々とは地域を共に活性化する気持ちで結束している。地元にお客さまを呼び、金を落としてもらい、皆が幸せになれるよう社員一丸となり取り組む」と意気込みを語った。


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