アドベンチャーワールドで世界最小のペンギンフェアリーペンギンの赤ちゃんが4羽誕生

  • 2022年7月24日

 アドベンチャーワールドで世界最小のペンギンフェアリーペンギンの赤ちゃんが4羽誕生した。

 アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)では、2022年6月に4羽のフェアリーペンギンの赤ちゃんが
誕生しましたのでお知らせいたします。
6月10日(金)に東京都葛西臨海水族園(東京都江戸川区)よりフェアリーペンギンの受精卵を4卵搬入しました。昨年は搬入した3卵のうち無事育ったのは1羽という結果でしたが、今回は6月23日(木)〜27日(月)にかけて、搬入した4卵すべてが無事誕生に至りました。今回の国内での受精卵移動および繁殖の成功は貴重なデータとし、今後は海外から国内への受精卵移動を目指し遺伝的多様性の保全に繋げてまいります。
現在赤ちゃんはバックヤードで過ごしており、公開について決まり次第お知らせいたします。

  • ポイント

・国内のフェアリーペンギン飼育園館は4施設、42羽(2021年末時点)が飼育されており、国内の個体群で
遺伝的多様性の維持が難しい状況です。
・フェアリーペンギンがそれぞれ異なる遺伝子を持つ個体と繁殖し個体群を増やしつつ、新たな遺伝子を導入し、
遺伝的多様性を維持することが必要です。
・国内の動物園・水族館は共同してフェアリーペンギンの遺伝的多様性保全を目標に掲げ、オーストラリアから葛西 臨海水族園への受精卵移動を計画しています。
・海外からの受精卵移動の成功率を上げるため、今回、オーストラリアから葛西臨海水族園までの移動を想定した タイムスケジュールで移動を行い、無事4羽すべてが誕生に至りました。

(2022年6月23日撮影)

【フェアリーペンギンの赤ちゃんについて】

※現在赤ちゃんはバックヤードで暮らしているため、ご覧いただけません。
※本件の取材について、素材(写真、映像)の貸出及び飼育スタッフへのインタビューが可能です。

【種の保存について】
フェアリーペンギンは野生下では都市に生息することが多く、車との接触事故や人間が捨てたゴミを誤食し、命を落とすことも少なくありません。また海水温度上昇により、子育ての際にエサとなる魚や甲殻類を捕まえることが出来ず、ヒナの生存率が低下し、絶滅が懸念されています。
葛西臨海水族園とペンギン類の繁殖や飼育に関する情報交換を行い、飼育技術の発展に繋げるとともに、今後は、パーク内飼育個体同士の繁殖成功を目指します。遺伝的多様性を保ち、動物のSmile(=しあわせ)を追求し、持続可能な飼育・繁殖計画による生物多様性の実現に貢献したいと考えています。

【受精卵の移動について】
今回、葛西臨海水族園から卵の状態で搬入しました。赤ちゃんや、成鳥の状態での輸送は、検疫期間が必要となるほか、新しい飼育環境への順応、日長サイクルの違いなど多くの負担がかかります。リスクを減らすため誕生前の卵での輸送となりました。

(2022年6月10日撮影)

【アドベンチャーワールド ペンギンプロジェクトについて】
アドベンチャーワールドでは、現在8種類約450羽のペンギンが暮らしています。1978年の開園時にフンボルトペンギンとキタイワトビペンギンの飼育を開始し、1990年から自然界で暮らすペンギンコロニー(繁殖群)を再現すべく、「ペンギンプロジェクト」として本格的に飼育・繁殖研究に力を注いできました。
アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギン、キングペンギンと繁殖実績を積み、1997年に世界最大のペンギン、エンペラーペンギンの繁殖研究を開始しました。

【アドベンチャーワールド ペンギン繁殖実績について】
1978年 :フンボルトペンギン初繁殖
1990年 :アデリーペンギン、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギンの卵を搬入 人工孵化、育雛を行う
1992年 :キングペンギンの卵を搬入。人工孵化、育雛を行う
1994年 :ジェンツーペンギン初繁殖
1995年 :キングペンギン初繁殖
1996年 :アデリーペンギン初繁殖
1997年 :エンペラーペンギンの赤ちゃんを搬入、人工育雛を行う
1998年 :ケープペンギン初繁殖
1999年 :ヒゲペンギン初繁殖
2004年 :世界でも2園館目となるエンペラーペンギンの繁殖に国内初成功
2005年 :エンペラーペンギンの国内初繁殖に対して日本動物園水族館協会より「繁殖賞」を受賞
2006年 :キタイワトビペンギン初繁殖。これにより国内最多となる 8 種類のペンギンの繁殖に成功
2020年 :国内で2例目となるキングペンギンの人工授精に成功
2021年 :フェアリーペンギンの卵を搬入、孵化
2022年 :2度目のフェアリーペンギンの卵を搬入、孵化

【飼育羽数】
パークでは2015年によりフェアリーペンギンの飼育を開始しており、現在8羽のフェアリーペンギン(オス2羽、メス2羽、今回誕⽣した⾚ちゃん4羽)を飼育しています。

【フェアリーペンギンについて】
■分 類:ペンギン目ペンギン科
■学 名:Eudyptula minor
■英 名:Little Penguin
■生息地:オーストラリア南部、タスマニア島、ニュージーランドなどの暖かい地域
■食 性:アドベンチャーワールドではキビナゴを与えています。
■繁 殖:1度の繁殖で2個の卵を産み、どちらかの親がヒナのそばにいることが多いです。交代しながら約35日抱卵します。
■寿 命:20〜30年
■体 長:30cm〜45cm
■体 重:約1kg
■特 徴:世界最小の種類のペンギン。野生では、地中に堀った穴や、岩の隙間などに巣穴を作り過ごします。

 

 
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