
ATTAのシャノン氏(右から2番目)、実行委の小金澤氏(同3番目)らが記者会見
アドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS2023)が11~14日、北海道で開かれた。アドベンチャートラベル(AT)を推進する国際的団体、アドベンチャートラベル・トレード・アソシエーション(ATTA、本部米国)の主催で、アジア地域では初めての開催となった。参加者らは会合や商談、体験ツアーなどを通じて、ATのデスティネーションとしての北海道、日本の可能性を評価した。ガイドの確保などの課題も指摘されたが、北海道の関係者をはじめ、日本の観光関係者は、ATの推進に手応えを感じ、今後の誘客に期待感を膨らませた。
サミット初日には、全員参加による日帰り体験ツアーと、実行委員会による歓迎レセプションが行われ、2日目には本会議場の札幌コンベンションセンターでオープニングセッション。続いて最終日まで基調講演や分科会、商談会、ラウンドテーブルなどが開かれた。
オープニングセッションでは、主催団体ATTAのシャノン・ストーウェルCEOが各国から参加した会員と開催地の協力に感謝の言葉を述べた。斉藤鉄夫国土交通相のビデオメッセージや日本政府観光局(JNTO)の蒲生篤実理事長のあいさつ、大会テーマの「調和」を墨書するパフオーマンスも行われた。
サミットでは、本会議の前後にも各地の体験ツアーが組まれ、本会議前の体験ツアーを道内外の22コースで、本会議後の体験ツアーを道内4地域で実施。参加者は各地を訪れ、地域での体験を楽しみ、関係者とのネットワークを広げた。
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