旅行業システム「旅ネスプロ」などを提案するアゼスタ(東京都中央区)はこのほど、貸切バス運行管理システム「バス快道」に新機能を追加した。7月1日から貸切バスの新運賃・料金制度が正式に施行されたことに対応した。
新機能は「自動料金計算機能」。走行距離と所要時間を入力すると、運賃を自動で計算して予約配車のバス料金に自動で連動する。オプションの「運行コース作成機能」を使えば、運行予定コースの距離と時間を自動計算し、バス会社が設定済みの上限と下限金額を基にしたバス運賃(料金)の見積もりを瞬時に行う。
運行コース作成機能は、全国の観光施設や宿泊施設、ドライブイン・土産店、学校・公民館など公共施設のデータを約15万件収録。道路や駅、フェリーなどの交通情報も収録しており、旅行の立ち寄り施設を画面上で選択するだけでコースが完成。行程コースの移動時間・距離を自動計算する。
バス快道は、予約、変更、キャンセル、バス配車、乗務員割当などの日常業務をサポートするもの。複数台のバスを管理するのに便利なバスごとに線引きをして表示する「線引き台帳」を採用しているので、予約や配車、空き状況の確認が容易。運行指示書や運転日報、車両別や乗務員別の実績表など、基本業務に必要な帳票も作成可能という。
2009年の発売開始からその導入実績は約120件に達する。「大変好評な売れ行き」と同社。
この件についての問い合わせ先は、アゼスタTEL03(3861)5706。
「バス快道」のバス運賃計算画面