山口県の長門湯本温泉にある旅館「大谷山荘」は、山間の静かな温泉地に佇む宿。目の前には音信川が流れ、車で10分ほど移動すれば日本海という恵まれた環境に位置する。自慢の温泉は弱アルカリ単純泉で、肌にやさしい美肌の湯。食事は地産地消にこだわり、地元で収穫された旬の食材を会席料理で提供する。施設内には天体ドームまであり、澄み渡る星空が眺められると好評だ。
同館は今年4月、一部客室をリニューアルし、和室24室を、和洋室21室にしてオープンした。客室の段差を無くしバリアフリー化を図ったほか、ユニットバスを高級感あふれるシャワーブースに変更した。
このシャワーブースは浴槽メーカー、アステック(横浜市)が開発した「ワブロ シャワーユニット」だ。ワブロ シャワーユニットは、自然素材を施した豊かな質感のシャワーブースをユニットバス工法で実現したもの。インテリア性の高いモダンな形状に、優れた防水安全性能を備えた。壁面と床には存在感のあるデザインタイルを採用。LEDを用いた間接照明と併せて、空間内に高い質感を演出する。
旅館客室のユニットバスはシャワーが使われる程度で、基本的に使用頻度が少ないとされる。そのため「ユニットバスの代わりに、豪華なシャワーブースを置けばいいと考えた」と同館の大谷和弘常務は振り返る。
「このシャワーブースは、ガラス張りなので空間に広がりが感じられる。デザインもいい」と大谷常務。また「シャワーヘッドは可動式なので使いやすい」とも。宿泊客からは「客室の水回りがいい」「部屋全体が広く感じられる」といった声が届いている。
この件についての問い合わせ先は、アステックTEL045(914)0026。
「大谷山荘」も採用