
新製品WABUROKUMAと内山社長(右から2人目)ら
浴槽・浴室メーカーのアステック(神奈川県横浜市、内山繁社長)は、ユニットバス「WABURO(わぶろ)」シリーズの新製品「同KUMA(くま)」を発売した。同社はこれを記念して12月17日、同社南麻布ショールーム(東京都港区)で新製品発表会を開催。コンセプトは、「拡がるユニットバス空間」で、創立30周年の集大成として建築家、隈研吾氏と連携した。
最大の特徴は、洗面室と浴槽をシームレスにつないだ点。浴室と洗面室の仕切りは透明ガラス仕様とし、「広々としたゆとりの空間が提供できる」と同社。
隈氏ならではの自然素材を大切にした部材選定と、デザイン構成も特徴。天然木と天然石のツートンで構成。浴室、洗面室の上面一体と壁面に配された縞目の天然木は、最高クラスの天然檜(ひのき)を使用。浴槽には石室浴槽を、石床面にはスイス・アルプスの海抜1200メートルの高地で採掘され、希少な石材とされるバルスストーンを採用した。
基準外形寸法は、幅1680ミリ×奥行き4120ミリ×高さ2263(2653)ミリ。
隈氏は、「さまざまな住環境に対応できるようユニットバスを利用した。浴槽と洗い場が分かれている日本のバススタイルは海外の浴槽だけのそれに比べると面積効率が悪いように思えるが、そこに日本人特有の風呂文化を愛する気持ちが垣間見られる。小さな住空間の中であっても豊かさを得られる場所としてデザインした」とコメントを出した。
この件についての問い合わせ先は、アステックTEL045(914)0026。
新製品WABUROKUMAと内山社長(右から2人目)ら