アクセルラボ、「alie+スマートホテル」に無人チェックインSaaS連携 宿泊体験の価値向上に貢献


 家電製品や建物などをインターネットに接続させるIoT技術の開発・運営やIoTデバイスの導入支援などを手掛けるアクセルラボ(東京都新宿区)はこのほど、同社が展開するスマートホテルシステム「alie+(アリープラス)スマートホテル」と、スマートチェックインサービス「TOMARO+(トマロプラス)」を連携した新サービスを開始した。宿泊施設でのチェックインから入室まで、完全無人化が可能なソリューションサービスを提供する。

 アクセルラボは、マンションや賃貸物件、宿泊施設などに対してIoTソリューションを幅広く展開している。宿泊施設向けには、スマートホテルシステム「alie+スマートホテル」を提供。客室内にコントロールパネルやスマートスピーカーを設置するだけで部屋の照明や空調、テレビやプロジェクター、カーテンなどを一括操作できるほか、室内にセンサーを設置することで遠隔で宿泊客の在室状況を確認できる。設置する際の客室改装工事などが不要のため低コストで導入でき、今年8月には民泊施設にも導入されている。

 今回の提携では、この「alie+スマートホテル」に、パレスリンク(東京都港区)が提供する宿泊施設向けサービス「TOMARO+」を連携。「TOMARO+」は、受付へのQRコード設置のみでセルフチェックインを完結できるシステムで、両サービスの提携により、利用客の宿泊体験向上と業務効率化、機材導入・維持費削減を簡単に実現できるトータルソリューションサービスが実現した=画像。

 連携後は、宿泊者が自身のスマホのみでチェックインや入退室することが可能に。具体的なチェックイン手順は次の通り。

 宿泊者が宿泊予約した後、自身のスマホで専用サイトの宿泊者名簿に記入するとチェックイン方法の案内メールを送付。宿泊者は当日、メールの案内に従って施設に設置されているQRコードを読み取り、セルフチェックインを完了させる。再度メールでスマートロック開錠URLが通知されるので、WEBで開錠操作を行い、入室する。

 同社によると、宿泊名簿が正確に管理できるほか、鍵の受け渡しなどのセキュリティ面でも接客スタッフの省人化、不正滞在防止などに貢献できるという。サービスの詳細は専用サイトから(https://alie-plus.jp/)。

 
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