世界最大級の淡水魚水族館であるアクア・トトぎふ(岐阜県各務原市)は、今年7月14日で開業20周年を迎える。これに際し、今月13日からの1年間を「アニバーサルイヤー」とし、年間を通してさまざまなイベントや新規展示を開催する。
同館は日本で唯一高速道路を降りずに入館できる水族館で、東海北陸自動車道の川島パーキングエリアおよびハイウェイオアシスから成る複合レジャー施設「河川環境楽園」内に位置する。「長良川の源流から河口までと世界の淡水魚」をテーマに、約2万2千点にわたる生物を展示している。
アニバーサルイヤーで展開する企画のうち、今月は期間限定の企画展示の開始と新施設オープンが予定されている。
企画展示は、今月13日から7月7日までの間、神奈川県の新江ノ島水族館とコラボした企画「クラゲに夢中!~きっとあなたも、好きになる♡~」を1階の特別企画展示スペースで開催。木曽三川が流れつく伊勢湾に生息する個性豊かなクラゲの世界を紹介する。
新施設は、「木曽三川 長良川・木曽川・揖斐川の豊かな水辺」が20日にオープン。濃尾平野を流れる木曽三川をイメージし、そこに暮らす生物の多様性を楽しく学べるほか、魚への餌やり体験もできる。国内初の「希少種保全水族館」として、今後は自然繁殖が難しい生物の繁殖に挑戦する場としても活用する方針としている。