
ネットフェンスが植栽になり、より選手との距離を近く感じるように
よみうりランド(東京都稲城市)と読売巨人軍(同千代田区)は、2022年のプロ野球イースタン・リーグ開幕に合わせ、ジャイアンツ球場(川崎市多摩区)の設備をリニューアルした。ファミリー層や女性層のさらなる取り込みを図る。
今回のリニューアルでは、飲食スペースを拡張し、日差しが強い日でも快適に過ごせるよう遮光ネットを取り付けた。土日祝日には小さな子ども向けのトランポリンやスポーツゲーム「ラダーボール」を設置する。デザート専用のキッチンカーを充実させるなど、利用者が野球観戦をさらに楽しめるような取り組みを実施している。
また、女性用トイレの全個室に洗浄式便座を設置し、ライト付き鏡、ベビーチェアを新設。冷暖房完備の授乳室を三塁側スタンド後方に移設し出入り口に防球ネットを設置するなど、女性や小さな子ども連れ利用者が心地良く過ごせる環境整備に注力。球場売店を利用しやすくなるよう車いす席を三塁側スタンド最上段に、バリアフリートイレも車いす席の後方に移設するなど、バリアフリー対策にも万全を期している。
よみうりランド・ボールパーク事業部法人営業推進課の西村卓也課長は「ジャイアンツ球場はグラウンドの選手との距離が近いのが魅力。室内練習場の様子もよく見えるようになりました。ファンはもちろん、野球に興味がなくても楽しめるので、ぜひ遊びに来てください」と話す。
ネットフェンスが植栽になり、より選手との距離を近く感じるように