
復興庁での包括連携協定締結式。中央が渡辺復興相、左が川本理事長、右が樋口理事長
全国の信用金庫などで組織する「よい仕事おこしフェア実行委員会」(事務局=城南信用金庫<東京都品川区>)は6月30日、東日本大震災の被災地復興や地域の活性化を目的とする包括連携協定を復興庁と締結した。同日には締結式が同庁で行われ、実行委事務局を務める城南信用金庫の川本恭治理事長、福島信用金庫(福島市)の樋口郁雄理事長、渡辺博道復興相が協定書に署名した。
両者は今回の提携を機に、全国の企業や自治体のネットワークを活用した被災地の復興支援、地域の産業振興を図る。渡辺復興相は「復興庁にとって初の連携協定。信用金庫の強固なネットワークを生かし、事業をより効果的に推進できると考えている」と期待を寄せた。川本理事長は「福島の復興はまだ道半ば。復興のため今後もできることを全力でやりたい」、樋口理事長も「震災の記憶を風化させることなく課題を克服し、地域を支えていきたい」と決意を述べた。
復興庁での包括連携協定締結式。中央が渡辺復興相、左が川本理事長、右が樋口理事長