山形県内の旅館の女将で組織するやまがた女将会(会長=佐藤洋詩恵・古窯専務)は3日、かみのやま温泉の古窯(上山市)で研修会を開いた。女将やJR東日本の関係者ら約65人が参加した。
主催者を代表してあいさつした佐藤会長は「出会い、ありがたさ、うれしさをかみしめ、第1回の山形デスティネーションキャンペーン(DC)を思い出し、もてなしの原点に立ち返ろう。美しい山形、そして、それぞれの温泉地で生かされていることに日々感謝し、頑張りましょう」と述べた。
研修会ではJR東日本の原口宰常務が「JR東日本の観光開発と山形DCに向け女将会に期待すること」をテーマに特別講演した。
原口常務は最近のDCの取り組み事例を紹介した上で「大型誘客観光キャンペーンはまさに地域づくりそのものであり、地域観光の活性化を図るには、自冶体、観光従事者、JRとの相互連携と理解が大切である。DCの成功には、地域一体となった熱意、そして情報の共有化と発信が不可欠。さらなる地域の活性化に努めたい」と強調した。
古窯で開かれた研修会の様子