はとバスは6日、東京スカイツリー第1展望台の入場予約が付いた都内観光コースを設定、オープン日となる5月22日から運行すると発表した。「(コースの)年間利用者数は100万人を超える」(広報室)と見ており、同社の“ドル箱”路線となりそうだ。
入場予約付きのコースは12種類で、1日当たりの募集人員は704人だが、オープン当日は440人となる。また、8月1日からはコースを2種類増やすため、792人の定員となる。予約は乗車希望日の3カ月前の各日午前9時半から、ウェブサイトや予約センターで受け付ける。
同社は10年3月から、開業前のスカイツリーを周辺から見学するコースを運行しており、「利用者数は昨年12月までで延べ11万人を超えている」(同)という。
開業後は見学者が殺到しそうだが、同社は需要増に対応するため、バスガイドの増員や運転手の新規採用、バスの増台などを計画している。交通渋滞も避けられそうにないが、スカイツリー周辺に新たな専用停留所を設けることで不便を解消する考えだ。