はとバスはこのほど日本愛妻家協会と協力して、夫が妻に、キャベツ畑(群馬県嬬恋村)の中心で愛を叫ぶツアーを発売した。08年に同様のツアーを企画したところ、定員数の約26倍の応募があり消費者の反応も良かったことから、第2弾の発売に踏み切った。
商品名は「夫が妻に、キャベツ畑の中心で愛を叫ぶ ほんわかバスツアー 東京発嬬恋行き愛の直行便」で、9月12日に運行する。料金は昼食付きで1人6660円。
朝8時に新宿駅西口を出発し、嬬恋村へ。キャベツ畑の中心で妻に愛を叫んだ後、キャベツ狩りを楽しんでもらう。「夫婦で参加の上、夫が『お叫び台』に上って叫ぶことが参加条件だが、未婚男性の場合、交際中の女性と参加し、台でプロポーズする意志があれば夫婦参加でなくてもいい」(広報課)。
参加者には「愛妻家宣言証」の交付や、オリジナルハグマットのプレゼントもある。
同様のツアーは08年9月に実施。無料招待だったこともあり、10組20人の定員にもかかわらず、260組520人の応募があった。「徳島県在住の92歳男性からの応募や、45年間全く愛を叫ばれていない女性が無理矢理夫を連れてくるなど、話題に事欠かなかった」という。
今回の募集人員は88人(バス2台)だが、有料化でどのくらいの応募があるのか注目される。バスはハイブリッドバスを使用し、「二酸化炭素(CO2)と夫婦の倦怠感削減につながれば」と話している。