リクルートのじゃらんリサーチセンターは5日、20歳前後の若者の観光・レジャー需要を喚起して地域の活性化につなげるプロジェクト「マジ部」で、参画施設の温泉の立ち寄り入浴が19～22歳に限って無料になる「お湯マジ」などの2022年度のサービスを開始した。
サービスを開始したのは、「お湯マジ」のほか、サッカーＪリーグの一部の試合が無料で観戦できる「Ｊマジ」、ゴルフ練習場やゴルフ場が無料で利用できる「ゴルマジ」、海のアクティビティが無料で体験できる「海マジ」。
Ｊマジの対象年齢は19～20歳、ゴルマジは21～22歳、海マジは19～22歳。利用を促進しようと、22年度からお湯マジは対象年齢に22歳を追加、海マジは21～22歳を追加するなど、対象年齢を拡大した。
スマートフォンで無料アプリをダウンロードして参加。利用施設、利用条件を確認して、施設などの窓口でクーポン発行完了画面と写真付き身分証明書を提示して利用する。今年2月末時点で会員数は累計200万人を超えている。
マジ部のプロジェクトは、11年11月、特定の年齢の若者に限ってゲレンデのリフト代を無料にする「雪マジ」から始動。将来の需要維持を念頭に若者のスキー・スノーボード離れを抑え、地域の活性化につなげる目的で始まった。その後、他の観光・レジャー分野にも取り組みが拡大した。
マジ部のうち、お湯マジは15年にスタートし、8期目を迎えている。若者に温泉入浴の体験機会を提供し、温泉ファンやリピーターを育てようという試み。5日時点のお湯マジの参画施設は63軒となっている。
