新型コロナウイルスの影響で中止された「さっぽろ雪まつり」の代替イベント「オンラインさっぽろ雪まつり2021」が4日からインターネット上で始まった。雪まつり実行委員会の主催で、特設サイトで雪まつりの歴史や雪像の制作過程、観光名所などを紹介する動画や画像の配信を行い、楽しんでもらう。期間は2月28日まで。
4日のオープニングでは、タレントの森崎博之さんらが雪まつりを語り合う番組をユーチューブで配信。これを受けてさまざまなメニューがスタートし、雪まつりの歴史紹介では、「大歴史展」としてテーマごとにまとめた約50本の短編動画を日替わりで提供。雪像製作の紹介では、札幌羊ヶ丘展望台と大倉山ジャンプ競技場に実際にクラーク博士や初音ミク、ジャンプ台の雪像を作り、その制作方法や眼下に広がる街の景色などを配信。一般からの写真投稿を受け付けるフォトコンテストや地元の工芸品の紹介も行っている。
また、民間企業やクリエーターと連携して、観光名所をガイドと巡る動画の配信やバーチャル雪まつりの試みも行う。
さっぽろ雪まつりの中止は、1950年の開始以来初めて。実行委員会では「コロナが1日も早く収束することを願い、今年は自宅で楽しんでもらいたい」と話している。特設サイトはhttps://online.snowfes.com/