群馬県のアンテナショップ、ぐんま総合情報センター(ぐんまちゃん家)の物産部門が12日、東京都中央区銀座7丁目にオープンし、大勢の買い物客らでにぎわった。7月下旬には飲食部門もオープンする。当日は大沢正明知事も出席、祝辞を述べた。
新店舗は大型商業施設「ギンザ シックス」の近くにあり、延べ床面積は歌舞伎座前にあった旧店舗の1.32倍の443平方メートル。運営は田園プラザ川場が行う。
1階の物販部門のスペースは旧店舗の1.2倍の広さで、約600品を販売。新たに県産野菜を使ったスイーツの取り扱いを始めるとともに、県産シルク製品も充実させた。野菜スイーツの草分け的存在である柿沢安耶さんがオリジナルスイーツを手掛けており、女性を中心に人気を呼びそうだ。
また、外国人旅行者に対応するため、外国語に対応できる体制を整え、免税レジの導入も進めるという。
7月にオープン予定の2階は県産食材を使ったレストランとなり、月替わりで料理を提供する。また、旧店舗と同様に、旅行会社やマスコミへのPR活動、観光案内、移住・就職相談機能も持たせる。
オープニングセレモニーで大沢知事は「群馬の食を通じて、魅力を発信していく。県を訪れるきっかけとなるようなアンテナショップにしたい」と期待し、「今年度の売り上げは3億円を目指す」と誓った。
運営にあたる田園プラザ川場(川場村)の永井彰一社長は「道の駅で培ってきた経験と知識を生かし、群馬の魅力が伝わる商品を銀座スタイルで出していきたい」と意欲を示した。
オープニングセレモニーでくす玉を割る大沢知事(右から4人目)と川場の永井社長(同6人目)