日本の宿おもてなし検定委員会(小口潔子会長)は6日、「日本の宿 おもてなし検定」の第2回上級試験で6人が合格したと発表した。合格者は15日に観光庁を訪問し、田村明比古長官に合格を報告した。
おもてなし上級は、「お客さまに感動していただけるカリスマレベル」の資質を有する者と定義されている。今年合格したのは、池田真知子(山形県・一久)、飯星崇(群馬県・ホテル木暮)、田村早代(群馬県・田村旅館)、森歩美(静岡県・堂ヶ島ニュー銀水)、矢島佳代子(長野県・池の平ホテル&リゾーツ)、小林孝子(長野県・よろづや旅館)の6氏。これで上級合格者は11人となった。
観光庁では田村長官が「難しい試験なのですか」と問い掛け、同行した小口会長が「初級、中級はウェブ試験ですが、上級は実技と作文、面接の試験があります。そこをクリアされたみなさんです」と合格者を紹介。女将として活躍する矢島さんが「おもてなし検定は本当にドキドキした。面接がこんなにも嫌なものだと思いませんでした(笑い)」と話すなど、上級合格の6人と田村長官は和やかに懇談した。
当日は協賛団体から日本旅館協会の針谷了会長や全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の多田計介会長、JTB協定旅館ホテル連盟の大西雅之会長も同席した。