【WEBマーケティング インターネット徹底集客 196】夏の施策 内藤英賢

  • 2018年7月16日

 前号では山の日から始まる夏のピーク日の需要動向について述べたが、今号ではそれ以外の夏に関わる施策について考えてみたいと思う。

 8月11~18日の夏の代表的な部分について述べたが、それ以外の日においても、日別で分析と対策を実施するのが望ましい。なぜなら、例えば7月26日(木)、27日(金)、28日(土)のそれぞれの日で、需要や事情が異なるからだ。需要の観点だけでも、それぞれ「弱」「中」「強」と分類できる。さらにそこに地域事情も関わるので、一般論で述べることは難しく、個々の施設で毎年ノウハウを貯めていくことが必要である。

 また、夏の需要の話を突き詰めていくと、需要の高い日はレートをひたすら上げていくという狭義のレベニューマネジメントになってしまいがちであるが、(もちろん大切なことではあるが)あまりにも施設の本来価値と懸け離れた価格設定は顧客離れおよび顧客満足度の低下を招く結果となりかねないので、顧客満足度を上げる施策も同時に実施しなければならない。例えば、夏の間のみウェルカムドリンクを実施するという具合である。

 夏対策で別の切り口として挙げたいのがオペレーションの効率化だ。代表的なのは満室想定日に対する商品の選定である。閑散期などにおいては、集客施策の一環として宿泊プランを造成するというのは一般的であるが、それを満室日にまで適用してしまうと、複数のプラン、料理が混ざり、結果、内部オペレーションが混乱する形となる。例えば、100人の宿泊者に対して、5種類の料理プランが適用されてしまうと、調理場も手間が増え、料理を提供するスタッフにも間違いが起こる可能性がある。さらに宿泊特典など付与されていると、輪をかけてエラーが起こる可能性が生まれる。したがって、例えば、夏料理のベースは1種類とし、単価向上のための料理プランはメインの差し替えのみで提供するなどの対策が有効になってくる。

 夏は売り上げも良く、良い月だというのは共通認識であると思うが、さらに突き詰めてできる対策がないだろうかと考えてみてほしい。

(アビリティコンサルタント・プライムコンセプト取締役 内藤英賢)

関連する記事

西郷さんが愛した鹿児島県指宿市の鰻(うなぎ)温泉を久しぶりに訪ねたら、NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送でたくさんの観光客がやって来ることを見込み、温泉地が一変していまし…

続きを読む

私もすぐに後期高齢者の仲間入りをする。「後期」を「高貴」にでも表現を変えないと、「終活」への入り口という印象を受けてしまう。医師は、「それは加齢の影響です」と一言でかたづ…

続きを読む

決められたセリフを、あたかも自分の内面から発せられたかのように表現するのは難しい。私ごとで恐縮だが、昨年、80歳にして総合芸能学院に入学し、タレント活動を開始した母も本読…

続きを読む

新聞ご購読のお申込み メルマガ申し込み

注目のコンテンツ

観光経済新聞の人材紹介

  • 旅館・ホテルの人材不足のお悩み無料相談はこちら

17年度「部門別・旅館ホテル100選」(2018年1月20日発表)

  • 「料理」「サービス」「風呂」「施設」「雰囲気」のベスト100軒

第31回「にっぽんの温泉100選・選んだ理由別ベスト100」(2018年1月1日発表)

  • 「雰囲気」「泉質」「見所・体験の充実」「郷土の食文化」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

第31回「にっぽんの温泉100選」発表!(2017年12月16日発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位別府八湯

2017年度「5つ星の宿」発表!(2017年12月16日発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」は?
Visit Us On FacebookVisit Us On TwitterVisit Us On InstagramVisit Us On Youtube

温泉エッセイスト 山崎まゆみさんが来社!