【WEBマーケティング インターネット徹底集客 186】2018年の旅館・ホテル業界の予測~WEB~ 内藤英賢

  • 2018年2月12日

 前号では、これからのホテル旅館業界についての予測について主観を交えて述べたが、今号ではITやWEBという側面から述べたい。

 まず大きなところではすでに発表となっている楽天トラベルのユーザーページ、管理画面の全面リニューアルについてである。発表によれば、かなり海外OTAの仕様に近い形に変更の予定となっている。これにより起こりうることが、以前にも述べたが「宿泊プランのシンプル化」である。海外OTAには、基本的には宿泊プランという概念はない。宿泊したい施設を選択、宿泊したい部屋を選び、そこに対して食事を付けるか否か、という概念である。

 現在の日本人の趣向から考えて、すぐに宿泊プランがなくなるということは考えにくいが、少なくとも部屋と料理を分離して商品構成を考えていく時代に向かっていることは間違いないであろう。もちろん、全ての施設がそのようになるわけでもなく、昔ながらの「一泊二食付き」の日本旅館のスタイルを提供し続けるという施設も存在し続けるであろう。

 第二の流れは、前号でも少し触れたテクノロジーの活用についてである。話題になりつつあるAI(人工知能)を用いたシステムは、すでにいくつもの商品が世に出され、実装化されている。

 特に顕著なのが「お問い合わせ機能のチャットボット化」と「需要予測に基づくレベニューコントロールの自動化」である。

 「お問い合わせ機能のチャットボット化」は端的に言えば、今まで人間が受けてきた電話やメールでのお問い合わせに、AIを搭載したロボットが代わりに答えるという形である。「需要予測に基づくレベニューコントロールの自動化」については、担当者の勘と経験に基づいた需要予測とレベニューコントロールをきちんとしたデータを基に予測し、精度を上げたコントロールをAIが実施するという形である。

 有効なテクノロジーについては、活用をしてみて、宿泊施設の持つ本来価値に向けて、限られた資産を投入することが本懐であるので、時流適応を基にこれからの時代に臨んでいただきたい。

(アビリティコンサルタント・プライムコンセプト取締役 内藤英賢)

関連する記事

10月、福島県金山町主催で第2回目の只見線シンポジウムが開催された。まず、三角ベースボールの縁で奥会津をこよなく愛し、聖地と呼ぶ作家の椎名誠さんが「只見線の全面復旧への思…

続きを読む

玉露は急須で淹(い)れるだけではなく、「雫(しずく)茶」として味わういただき方があります。 この方法は、平成12年秋に、福岡県八女郡星野村の山口氏ご夫妻に案内してい…

続きを読む

仕事柄出張が多い筆者。せっかくだから、航空会社のマイレージをためている。海外へのフライトも視野に入れるなら、日本航空か全日空かの選択肢になる。友人もいるし、系列ホテルをよ…

続きを読む

新聞ご購読のお申込み メルマガ申し込み

注目のコンテンツ

観光経済新聞の人材紹介

  • 旅館・ホテルの人材不足のお悩み無料相談はこちら

17年度「部門別・旅館ホテル100選」(2018年1月20日発表)

  • 「料理」「サービス」「風呂」「施設」「雰囲気」のベスト100軒

第31回「にっぽんの温泉100選・選んだ理由別ベスト100」(2018年1月1日発表)

  • 「雰囲気」「泉質」「見所・体験の充実」「郷土の食文化」の各カテゴリ別ランキング・ベスト100を発表!

第31回「にっぽんの温泉100選」発表!(2017年12月16日発表)

  • 1位草津、2位下呂、3位別府八湯

2017年度「5つ星の宿」発表!(2017年12月16日発表)

  • 最新の「人気温泉旅館ホテル250選」「5つ星の宿」は?
Visit Us On FacebookVisit Us On TwitterVisit Us On InstagramVisit Us On Youtube