
八芳園 交流コンテンツプロデュース取締役 窪田理恵子氏
八芳園傘下の新会社の目指すもの
創業80周年を迎えた八芳園は、東京・白金台にて江戸時代より続く日本庭園を有し、祝宴会やMICE事業の推進、地域プロモーションなど多角的な事業を展開する総合プロデュース企業です。「日本を、美しく。」というパーパスの元、全ての人々が交流することで、さまざまな文化が融合し、新たな価値が生まれる拠点を生み出す「交流文化創造拠点」の実現を目指しています。
この実現のため、このたび設立した傘下の3社の1社が、食を中心に交流が活性化するコンテンツをプロデュースする株式会社八芳園交流コンテンツプロデュースです。
弊社メンバーは八芳園として参画した内閣官房が推進する「東京2020大会」におけるホストタウン事業において、イベントプロデュースや食の面から各地域・国をサポートさせていただきました。その中でフードロスや後継者問題など多くの地域の課題に直面。少しでも貢献できないかと、2020年8月、白金台にポップアップ型ショールーム「MuSuBu」を開業。自治体や学校・企業とともに地域の魅力を発信する120以上のポップアップイベントを週替わりでプロデュースしてきました。
地域から取り寄せた“モノ”を販売するだけではなく、現地を訪れ、地元の皆さまのお声をうかがい、食材や商品の背景に息づく思いを代弁者として発信することこそが私たちの使命だと自負しています。
他にも、連携協定やパートナーシップ協定を締結する12の自治体や学校・企業とともに、地域の課題解決やPRを目的とした商品開発や観光コンテンツの開発も手掛けています。包括的連携協定を締結する徳島県松茂町では、交流拠点施設「マツシゲート」内にて、食の未来を創る「FOOD BASE KITCHEN」を運営するなど、白金の地にとどまらず、より地域に密着し、新たな交流文化創造拠点の創出に努めています。
私たちの強みは八芳園として培ってきたノウハウを生かした”ワンストッププロデュース力”。自治体の皆さまの思いを受け継ぎながら、地域食材を生かしたメニュー開発からブランディング、グラフィックデザインや動画の制作、イベントプロデュースからオペレーション、ホスピタリティまで全てを担っています。
私たちは、「交流」とは人々の健康や成長、社会的なつながりを築くため、個人や社会全体の発展に欠かせない役割を果たしていると感じています。交流コンテンツを通じて全ての人々へのWell―Beingの提供を目指し、食を中心に交流が活性化するコンテンツプロデュースに努めてまいります。