【VOICE】ウィズコロナ時代の教育旅行の造成 東武トップツアーズ富山支店係長(現 福井支店 係長) 永田敏宏氏

  • 2022年1月29日

永田係長

「コンパクトシティ・富山」地域一体で、修旅誘致へ

 富山市は、誰もが住みやすく将来にわたり持続可能な都市を目指し、公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり「コンパクトシティ戦略」を進めており、2018年には経済・社会・環境の各分野に関わる広範な課題の解決に向け総合的に取り組む地方自治体として内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。「富山市教育旅行誘致推進事業」は、同市が取り組む持続可能なまちづくり「富山市SDGs未来都市計画」を学習テーマとして、これまでの先進的な取り組み事例などをブラッシュアップして整備し、教育旅行の目的地として選ばれるよう誘致する取り組みです。私は19年の事業開始当初よりコンテンツ担当者として同市とともに修学旅行の誘致を行っており、「富山市で学ぶSDGs教育旅行」と題したパンフレットを作成し、関東、関西圏の教育委員会へもアピールしています。

 学習内容の一例としては、全国的な社会課題でもある超高齢化・人口減少社会を見据え、過度に車に頼らない「公共交通を軸としたLRTネットワーク」をはじめとする持続可能なまちづくりの形成や、地域の独自性をふまえた廃棄物の発生抑制・リサイクルの推進・先進的な環境調和型まちづくりを学ぶものなどがあります。また、大量生産・大量消費・大量廃棄の社会構造から省資源・省エネルギー・リサイクルによる循環型社会へと転換し「人と環境にやさしい都市」、「地球環境にやさしいまちづくり」の取り組みなどを学ぶものや、観光施設とSDGsとの関連性を学習できる内容など、充実したコンテンツを用意しています。

 この教育旅行誘致推進事業の取り組みとして、まず全国の学校がどの方面に旅行し、どんな学習内容が選ばれているのか等のアンケート調査を行い、結果を分析した上で、宿泊事業者・観光事業者・県や市の職員が集まって教育旅行受け入れ検討会を開催しました。この検討会では、今後のコロナ感染症対策等ガイドラインに基づく受け入れ体制の意見交換も行っており、地域一体で取り組むことで受け入れ体制のレベルアップを図ることを目的としています。また、地域の観光資源や魅力を再発見し、地域の“誇り”を融合することで、教育旅行を誘致する本事業を通じ「富山市SDGs未来都市計画」実現に向けたレガシーを創出するという効果も期待できます。

 今年度は比較的コロナ感染者数が少ない北陸へ方面変更する学校が多数あり、富山市を訪れる学校数も想定を大幅に超え、一定の誘致効果を感じています。今後は修学旅行生向けガイドブックや、教育旅行受け入れに向けて統一した説明ができる資料の作成を通じて受け入れ体制を強化し、リピート率向上と新規に富山市を訪れる学校のさらなる増加を目指していきます。

永田係長

 
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