【JTB旅ホ連特集】JTB旅ホ連、20年度初めて会合を実開催


3密回避を徹底して開かれた第2回理事会

 JTB協定旅館ホテル連盟は11日、2020年度第2回理事会を東京・池袋のホテルメトロポリタンで開いた。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で20年度の本部会合はこれまですべて中止や紙面総会にせざるを得なかったが、今回、初めての実開催となった。大西雅之会長は「JTBと組んで知恵を出し合い、この難局を乗り切っていきたい」と強調し、今年度方針として「守る姿勢だけではなく、新しい時代に積極的に自らを変えていく」と変革を進める考えを示した。

 冒頭、大西会長があいさつを行った後、JTB幹部がJTBグループの事業戦略を報告。皆見薫専務が全体戦略と法人事業について、花坂隆之常務が個人事業について説明した。

 議事では、20年度上期事業について平野利晃専務理事が報告。JTBグループ各社との連携による宿泊販売施策として、2億円の特別予算を組み、さらにJTBからの支援も受け総額3億円のコロナ対策の施策を展開している、という。具体的には(1)GoToトラベル開始前の底上げを目的とした個人旅行対象の割引クーポンの実施(2)各地域事情に合った対策を行うための各支部連合会への支援金の配布(3)法人事業への新型コロナ対策支援―などを実施した。
 21年度の本部通常総会を来年6月8日に大阪市のシェラトン都ホテル大阪で開催することも発表された。

 この理事会の資料一式がJTB旅ホ連ネット「やどこむ」に掲載されていることを伝え、やどこむや一斉メールによる情報発信をよりいっそう活用してもらうよう、会員へ働きかけた。

 また、JTB旅連事業の石母田豊代表取締役がJTB旅連事業の取り組みについて報告した。

 第2部では長崎支部、長崎支店による着地型教育旅行プログラム「坂の街から見える考えるこれからの日本」の開発と長崎支部活動、JTB経営戦略本部による「JTBならではのTPF(Tourism Platform)」の取り組み状況についてのプレゼンが行われた。

 会議終了後に開かれた懇親会にはJTBの山北栄二郎社長が駆け付け、冒頭にあいさつ。新しいサービスやビジネスを開発、展開し、「お客さまとの関係性をさらに強くしたい」などとJTBの取り組みを語ったうえで、「これらは旅ホ連の皆さまの協力なしには実現できない」と旅ホ連会員にさらなる協力を求めた。


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