旅館・ホテルシステム
京都市のJR京都駅前に今年4月オープンした「Smart Stay SHIZUKU(スマートステイ・しずく)」は、新日本コンピュータサービスの「フロントシステム」のユーザー。システムで予約管理を行うほか、自動精算機との連動で会計業務を効率よく行っている。
収容人数150人のカプセルホテル。「一番の売りは清潔感。女性でも気軽に利用できるよう、気を配っている」と支配人の仲丸真照さん。女性用のレディースエリアは専用のラウンジやさまざまなアメニティが用意されているほか、専用のキーを持つ人しか入れないようにセキュリティを万全にしている。
館内はスタンダードとワイドの2種類のカプセルルームや大浴場、レストランなど設備が充実。「観光のほかビジネスのお客さまも意外に多い」という。
自社ホームページやOTAからの予約データがフロントシステムの予約管理システムに自動で取り込まれる。予約データの手入力は今では少なくなった電話予約の場合のみだ。
システムは自動精算機と連動。宿泊代や飲食代の精算は顧客自身が精算機で済ませる。宿泊料はOTAの事前決済の場合を除き、チェックインの際に、また飲食代はチェックアウトの際に顧客が機械で支払う。
フロント係は顧客への館内説明やキーの受け渡しのみで、現金を直に扱うことがなく、金銭にまつわるトラブルが発生する心配がない。
Smart Stay SHIZUKU外観