軽量、コンパクトで扱いやすい
1965年、空港の近代化と航空運輸事業の合理化に寄与することを目的に設立されたエージーピー(東京都大田区)は、創業以来、空港の裏側で日々、空の安心・安全を守り続けている。
同社では、航空機の機内食システムで培ったノウハウをベースにフードカートの開発と製造、販売を行う。軽量、コンパクトで保温性も高く扱いやすい設計が特徴。
機能的で安全性の高い調理システムの「ニュークックチルシステム」で活躍するHACCP対応の再加熱カートをはじめ、保温や保冷に対応したフードカートの提案を旅館・ホテルに強化している。その卓越した機能は、大手航空会社の国際線でも実証済み。
ニュークックチルとは大量調理の現場で、食事を安全に提供するための調理と保存のシステム。加熱調理した料理を90分以内に3度以下までに急速冷却をして、チルド帯で保存する。食事を提供するタイミングで、再加熱する調理法。
同社のフードカートは、食器単体をピンポイントで加熱することができ、加熱した食器分のみ電気を消費する省エネ仕様。そのため、ランニングコストの低減や、省スペースなど、環境負荷の改善につながる。
旅館・ホテル向けには「高い断熱性により優れた保温管理ができる保温カート、保冷カートがお薦め。料理を高品質のまま提供、会場にそのまま配置、ルームサービスカートに用いることができサービスの向上と効率アップに役立ててほしい」と、フードシステム事業部部長の川崎博安氏。
フードカート