低い塩素濃度で高い殺菌効果
乳製品をはじめとした食品の老舗メーカー、森永乳業(東京都港区)は、微酸性次亜塩素酸水生成装置「ピュアスター」の導入を奨励している。ピュアスターは、同社が自社工場内の衛生レベル管理の維持向上を目的に開発。1997年から社外に販売を開始し、宿泊施設をはじめ、飲食店、スーパー、介護施設、食品工場などに広く導入されている。
塩素系殺菌料としての有効成分とされる次亜塩素酸を多く含む微酸性領域に調整をすることで、低い塩素濃度でも高い殺菌効果を発揮する塩素系殺菌料を連続的に生成できる点が特長。
ピュアスター生成水は、食品添加物殺菌料である「微酸性次亜塩素酸水」として定められた製法で生成され、高い殺菌効果を持ちながらも作業性に優れ、残留性も少なく、食材の洗浄殺菌の現場で活躍の幅を広げている。
同社では、ピュアスター生成水を用いて、「ノロウイルス対策の一翼を担ってほしい」と話す。感染力の強いノロウイルスは数個のウイルスでも発症し、主に食材や器具を媒介とし、人から人に感染する。
「ピュアスター生成水は、ノンエンベロープウイルスであるノロウイルス(代替ネコカリシウイルス)への効果が確認されている」と同社。他のノロウイルス対策製品と比較しても「水道水感覚で使用できる塩素系殺菌料(食品添加物)」として「誰でも」「安全に」「簡単に」使用できるポイントが、現場の持続可能な衛生管理への貢献を果たしているという。
製品ラインアップは1時間あたり180リットルを生成する小型装置の「コンパクトピュアスターCP―180」をはじめ、複数箇所での使用に向いている「Mpシリーズ」など用途に合わせた多様なモデルを取り扱う。
コンパクトピュアスターCP-180