営業系システム軸に展示
ホテル・旅館専門の情報システム会社、タップは昨年で創業30周年を迎えた老舗。現在のユーザー数は900施設に迫る。最近では海外施設へのシステム導入も実施。15年以上システムの使用を継続している長期ユーザーが多いのも特徴だ。
同社製品は、ホテル・旅館の業務に必要なほぼ全機能を自社開発のパッケージソフトで提供。施設に応じて柔軟なカスタマイズも行っている。設計思想が統一されているため、トレンドやマーケット変化に応じたシステム改善にもトラブルなくローコストで応じてくれる。主流になりつつあるクラウド・サービスも当然提供している。
HCJ2018では、営業系システムを中心に展示。フロントシステムをはじめ、婚礼宴会、POSシステムなど、宿泊施設のあらゆる業務に応えたシステムソリューションを用意している。
今回特に注目したいのは「アコモド」「新POS」「イーコンシェルジュ」だ。
50室以下の小規模施設向けに開発したアコモドは、タブレット端末にも対応。宿泊予約管理、チェックイン・アウト管理、顧客管理などをクラウドで処理する。「小規模施設の使いやすさを追求し、費用も抑えた」(同社)。
新POSでは、多くの同社ユーザーが導入しているPOSシステムが今秋に全面刷新する内容を紹介。同社がPOSを販売して初めての大幅リニューアルで、あらゆる画面が直感的に使いやすくなる。
やはり今秋に予定している自社サイト用予約エンジンイーコンシェルジュのバージョンアップも発表する。宿泊予約に加えて、レストラン予約やアクティビティ予約などを宿の自社ホームページで実現する機能などが追加される。