プラン一括延長も追加
シーナッツの宿泊施設向けの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」は、旅行会社とネット販売からの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできる。特定端末に依存せずにインターネットを通じて複数人の同時業務が可能。ホテルシステム(PMS)とのデータ連動もでき、残室・料金調整などの更新スピードも速い。対応販売先は旅行会社、ネット販売を合わせて約100社。直近では、世界各国の旅行サイトからプラン検索、比較、予約ができる「ホテルズコンバイン」や、アジア圏に強い旅行会社「AHN」「TAS」とも連携した。
近年はPMSとの連携も強化。連携先は69社で、このうち、PMSの画面からTL―リンカーンの残室と料金コントロールができる2ウェイ連携には14社が対応済みだ。
導入実績は国内3900軒、海外(韓国)160軒。支持される理由は、導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点にある。
TL―リンカーンに直接、室タイプや残室、プランやプラン料金の情報を登録するだけで、複数のネット販売がその情報を取得し、販売を行う「共通在庫サービス」もそうした声から誕生した。
また、各ネット販売先の管理画面から行っていた期間延長操作をTL―リンカーンの画面から一括でできる「プラン一括延長機能」も追加。じゃらんnet、楽天トラベル、るるぶトラベルなどに加え、最近ではダイレクトイン、予約番、ヤドバンスと対応した。
同社は、操作方法などの理解を深めてもらうため毎月、無料で勉強会を開催。今後の開催予定は6月8日=静岡県沼津市▽7月4、5日=京都市▽8月15、16、17日=東京都内▽9月21、22=金沢市。