新機能「人数帯売止」も好評
シーナッツの宿泊施設向けの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」は、旅行会社とネット販売からの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるもの。特定端末に依存せずにインターネットを通じて複数人の同時業務が可能。ホテルシステム(PMS)とのデータ連動もでき、残室・料金調整などの更新スピードも速い。対応販売先は旅行会社、ネット販売を合わせて111社。最近では、くまもとDMCが運営する熊本県の宿泊サイト「おるとくまもと」と連携を開始し、さらに多言語コンシェルジュサービスなどの「tripla」との連携を予定している。
導入実績は国内4千軒、海外(韓国)200軒で、導入後のフォロー・サポート体制の充実と、ユーザーの声を商品、サービスに反映する点が評価されている。
最近リリースされた「TLブッキング」もその一つ。TL―リンカーンの共通在庫サービスに登録された部屋タイプ・プランを自社ホームページにも表示できるようにした。これにより残室、料金管理、プラン作成などはTL―リンカーン上で一元管理でき、施設の作業軽減にもつながる。
「人数帯売止」も評価が高い。各プランを人数帯ごとに簡単に売り止めができるため、宿泊人数を1人、2人を売り止めにし、3人以上の予約だけを獲得できるようにすることで部屋単価を上げて、売り上げアップを狙う。「部屋単価向上につながった」という声が届いている。
勉強会の充実も特徴だ。東京の本社事務所では初心者向けの勉強会を毎月開催。一方的な説明だけではなく、よくある利用シーンを題材にした演習問題を実際に操作しながら解く形式。参加者からは、「体感により理解度があがった」と好評だ。