
らく通を導入した喜久多グループ、かぎや
予約サイトコントローラ
伊豆半島の稲取、下田、下賀茂に「癒しとやすらぎ」をテーマに、中小規模の旅館を展開する喜久多グループ。店舗は、「味の宿 喜久多」「太地の彩 花月亭」「石花海(せのうみ)」と、石花海別邸の「かぎや」「海うさぎ」の5軒。グループ最大の売りは食事で、地元名物の金目鯛をはじめ、水揚げされたばかりの魚介を中心に提供する。7月20日には、かぎやがリニューアルオープンした。床を畳敷きにして素足で歩けるようにしたほか、露天風呂付き客室を増やした。
その同館では、鉄道情報システム(JRシステム)の予約サイトコントローラの「らく通」を導入。今年に入ってから新製品の「らく通With(ウィズ)」を各店舗に採用し、業務の効率化を図っている。
らく通Withは、旅行会社(リアル)と予約サイト(OTA)からの予約や在庫を一つの画面で確認でき、かつ、在庫も一括操作できるもの。OTAは料金管理も可能。予約通知情報は自動的に取り込まれるので予約サイトごとに確認をする手間がない。クラウドで提供するため従来必要だった専用パソコンが不要。インターネットが利用できる環境であれば、タブレット端末などからも確認ができ、出張先など場所を選ばずに利用できる。
「複数のスタッフで管理ができるようにらく通Withを採用した。リアルタイムで在庫調整ができるほか、複数のサイトに出しているプランも一括で管理ができ、使い勝手がいい」とかぎやフロント・予約担当の森洸太氏。また、各店舗の基幹システム(PMS)とも連携させたことで、予約通知情報などはPMSに自動で反映されている。「作業の効率化につながっている」と評価する。