「コストが安い」と導入
東北のブロック紙「河北新報」のグループ会社「河北新報トラベル」(仙台市)は、東日本大震災を機にいったん以前の会社を清算。2011年に現在の社名に改めて再スタートした。日帰りのバスツアーから海外旅行まで、地域に根差した細やかな商品を提供。法人団体手配旅行は、東北6県をエリアに営業。募集ツアーは、写真などの目的型ツアーなど、大手や他社が扱っていない商品造成を行っている。
その同社はアイディディ・ソフトウェアの中小旅行会社向けリテール業務支援システム「アイディディ・トラベルワーカー」を導入し、業務の効率化を図っている。
トラベルワーカーは、グーグルのクラウドサービスを利用することで初期費用と月額保守料が不要。月額アカウント料のみで使える。
震災前までは、20年ほど他社のシステムを使用。特に問題はなかったが、とにかくコストがかかっていたという。新会社発足時にさまざまな旅行システムを検討し、コスト面を考慮してトラベルワーカーに決めた。
「とにかくコストが驚くほど安い」とセールスマネージャーの白鳥健太郎氏。「社員の入れ替わりや増減もあるが、トラベルワーカーは月単位で契約アカウント数を変更でき無駄がない」とも。誰でもすぐに使いこなせる操作性や、パソコンやタブレット端末などがあれば、どこからでも使える点に加え、遠隔リモートによるサポート体制なども評価する。
また、「定期的に無償のバージョンアップが行われ、システムの成長を実感している」と白鳥氏。今後は募集ツアーのウェブ販売に力を入れる予定で、オプションの「WEB連動 募集型企画旅行システム」の導入も検討している。
トラベルワーカーのトップページイメージ
旅行業務支援システム idd TRAVEL worker