JR九州と中国最大OTAのシートリップは10日、九州への中国人インバウンド誘致で連携することで合意した。
九州旅客鉄道株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長執行役員:青柳 俊彦、以下「JR九州」)と、Ctrip.com international Ltd.(本社:中国・上海、CEO:孫潔、以下「Ctrip」)は、九州への訪日外国人の誘客に向け連携を開始することについて、本日2019年10月10日に合意いたしました。
中国において旅行の強い情報発信力を持つ「Ctrip」と、九州において魅力溢れる鉄道のコンテンツを有する「JR九州」が協力して九州の魅力を積極的に発信して参ります。また後援として、一般社団法人「九州観光推進機構」からのご協力も頂き、「Ctrip」と「JR九州」は訪日インバウンドの観点から九州への需要創造、地域活性化に努めてまいります。
1.基本合意書における連携内容
誘客のプロモーションとして、JR九州のD&S(デザイン&ストーリー)列車を中心に、沿線の観光素材情報を織り交ぜながら、Ctripのホームページやアプリ、微信などのSNSアカウント等のメディアで情報発信を行います。あわせて、JR九州レールパスや宿泊商品等の販売も行ってまいります。
この他、Ctripが九州エリアのプロモーションを行うにあたって、JR九州がモデルルートの提案やD&S列車等のリソースの提供などの協力を行います。また、インバウンドのマーケティングリサーチについて両者で協力を行ってまいります。
2.プロモーションの具体的な予定について
本連携に基づき、JR九州及びCtripは11月以降、定期的にプロモーションを行っていく予定です。
この第一弾として、今後、中国のKOL(Key Opinion Leader)を九州に招聘し、JR九州の誇るD&S(デザイン&ストーリー)列車及び九州の魅力的な観光地、温泉、食、文化といった観光素材を取材し、Ctripのホームページ等のメディアやKOLの微信などのSNSアカウントにおいて情報発信を行ってまいります。その後、取材内容を元に特集ページを制作し、継続的に情報発信を行っていく予定です。
【参考:Ctripについて】
「Ctrip」は、中国における宿泊予約、交通チケット、パッケージツアー、企業旅行管理の大手オンライン旅行サービスプロバイダー(OTA)で、その規模はアジア太平洋地域で最大であり、取引量で世界第2位を誇ります。
中国ユーザー向けのOTAブランドとしての「Ctrip」および「Qunar」、中国ユーザー以外の海外ユーザー向けのOTAおよび旅行検索ブランドとしての「Trip.com」および「Skyscanner」を運営し、16の言語でサービスを提供しており、2,500万人の中国市場以外の海外ユーザーを含め、全体で3億人のユーザーを有しています。