
ホテル京阪仙台は、防災意識を高めてもらおうと、朝食に非常食のメニューを用意
9月1日は101年前の関東大震災にちなんだ「防災の日」だった。1月に能登半島地震が起こり、8月には初めての南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が出され、また、台風による被害も相次いだ。
つい最近の台風10号は速度が遅く、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、西日本から東日本にかけて記録的な大雨をもたらした。交通機関も大きく乱れ、動脈の東海道新幹線に至っては、全線での運転再開は3日ぶりとなった。
地震、津波、風水害などが多発する国に住んでいるんだ、と改めて認識させられた。命や暮らしを守るために防災・減災への備えを怠らないようにしたい。
ホテル京阪仙台は、防災の日を含む期間中(1~7日)、朝食に非常食を提供した。「朝食を通じて非常食を召し上がることで、防災への意識を高めるきっかけになれば」とホテル側。
メニューは肉じゃが、サンマのみそ煮、牛タン入り仙台塩おでん、おにぎりのほか、外国人向けにミネストローネを新たに追加した。料金は税込み1650円。
また、ロビーには防災ハンドブックや東日本大震災時の消防活動記録誌などを置き、県が発行する「外国人県民のための防災ハンドブック」も用意した。
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