
災害はいつ起きるか分からない。万一のための対策が必要だ(写真はイメージ)
開業前から話題にはなっていたものの、これほど人々の関心を集めるとは…。8月26日から運行が始まった次世代型路面電車(LRT=ライト・レール・トランジット)、芳賀・宇都宮LRTのことだ。
県内外から鉄道ファンや家族連れなど多くの人が詰めかけ、開業2日目の27日には、混雑の影響でダイヤに約1時間の遅れが生じたという。人の多さもさることながら、「運賃を現金払いにする乗客が想定より多かったことが主な理由」(地元紙・下野新聞)とか。
同線は、第3セクター「宇都宮ライトレール」が運行し、宇都宮市のJR宇都宮駅東口から芳賀町の芳賀・高根沢工業団地間の約15キロを50分ほどで結ぶ。初乗り運賃は150円。
黄色と黒のカラーが映える低床車両で、斬新な流線型の車体が目を引く。1編成は3両で、ピーク時は約8分間隔で走る。
国内の路面電車としては、1948年の万葉線(当時は富山地方鉄道伏木線)以来、75年ぶりの新路線とあって、注目が集まるのも無理からぬこと。おまけに全国で初めて軌道を全線新設したLRTだ。話題には事欠かない。
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