
個人判断となるマスク着用。混乱も予想される(JR上野駅)
新型コロナウイルス感染症対策として政府が推奨してきたマスク着用のルールが3月13日から緩和される。屋内・屋外を問わず着用は「個人の判断」となるが、これまでもマスクのあるなしを巡ってトラブルになった事例は少なくないだけに、混乱を指摘する声は後を絶たない。
厚生労働省は着用が効果的な場面として、(1)医療機関を受診する時(2)重症化リスクの高い人が多い医療機関や高齢者施設などを訪問する時(3)通勤ラッシュ時など混雑した電車やバスに乗る時―を挙げる。
公共交通機関での着用については、3月13日以降はおおむね全員の着席が可能な新幹線や航空機、船、タクシー、高速バスなどではマスクを外すことを容認する。
コロナ禍から3年。マスクになじみ、手放せない人も多いようだ。女性の中には「素顔を見られた時にどう思われるかが不安」という人もいる。
個人判断とはいえ、周りがマスクをしていると外すのにちゅうちょしてしまう。特に日本人はこの傾向が強い。3月13日以降もマスク姿を目にする機会は多いのではないか。
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