【観国之光 385】多発する自然災害 国土強靭化を真剣に 本社論説委員 内井高弘


頻繁に起こる自然災害。防災・減災のための公共事業は欠かせない(気象庁のHPから)

 気象庁は短期的な集中豪雨など「数十年に一度クラスの異常で重大な危険」が差し迫った場合、特別警報を発令するが、最近は数十年どころか頻繁に出されているような印象を受ける。地球温暖化のせいなのか、異常気象の発生確率は確実に高まっている。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた、政府による行動制限がない夏の旅行シーズンを久しぶりに迎え、多くの人でにぎわう観光地がある一方、東北や北陸などは記録的な大雨に見舞われ、大きな被害が出ている。

 大雨による土砂崩れや河川の増水、橋の崩落、建物への浸水などが毎年のように繰り返される。ニュース映像を見るたびに、未然に防ぐことはできないのか思う。多くの人が集う景勝地や観光を担う人たちの生活も一変する。

 大雨で被害を受けた東北のある旅館経営者は、「ここ数年、コロナでとても苦労してきた。ようやく取り戻せるかなと思った矢先にこの大雨。心が折れる」とテレビの取材に答えていた。

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