
昨シーズンは不調だった忘新年会の開催に期待する声は大きい(写真と本文は関係ありません)
東京、大阪などに出されていた飲食店への営業時間短縮要請が解除され、飲食店や旅館・ホテルなど関連業界は、昨シーズンは見送った忘新年会やディナーショーがどうなるかが関心事の一つとなっている。
「(企業は)忘新年会そのものを簡素化する動きもある」とコロナ禍がもたらした変化を指摘する声もあるが、宴会需要回復に向けた動きも活発化している。
山梨県はワクチン接種証明書の活用などで、人数制限のない宴会開催に向けた実証実験(やまなしグリーンパス実証事業)に着手している。
実験は2段階に分けて行われ、第1段階は常磐ホテルやホテル鐘山苑など4施設で人数制限なしの宴会を実施、運用面の状況を確認。第2段階は11月中旬に10カ所程度で行う。新たな感染拡大が起きないなど成果を確認できれば、年末の忘年会シーズンに本格実施する考えという。
新潟県見附市はこのほど、「密にならないようコロナ対策を実施しながら、10人以上で開催される忘新年会の飲食代を一部補助する」と発表した。
11月1日から対象となる市内の飲食店の登録申請を受け付けており、市のホームページで公表している。
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